日常のあるあるを「7つの原理」で分析

【試食販売】買う気ゼロなのに⋯試食をすすめられたときの気まずさを解消する方法とは?

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こんにちは!ぺいかわです!

今日のテーマは試食販売です。

食品売り場でおなじみの試食、実はとても奥が深いです。

無料でひと口もらうだけなのに、「つい買ってしまった!」という経験は誰しもあるはず。

この記事では、日常に潜む7つの「心理トリガー」について、試食販売を例に深掘りしてみます。

読み終えれば、「だから試食販売って効果的なんだ」とわかり、どうすべきかもわかります!

それでは早速、試食コーナーの裏に潜む心理マジックを一緒に見ていきましょう。

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試食販売で使用されている7つの原理

返報性の原理

人は「何かしてもらったらお返ししなきゃ」と感じる本能があります。

これが「返報性の原理」です。

スーパーで無料の試食をもらうと、「買わずに立ち去るのは気まずい…」と感じることはありませんか?

この申し訳なさが、まさに返報性

企業はこの心理を利用して「親切にすれば買ってくれる」と考え、試食販売を行います。

実際に、返報性を活用しただけで売上が何倍に伸びたという実験結果もあり、非常に強力な効果があることがわかっているため、会社はこぞって試食をさせてくるのです。

一貫性の原理

人は一度「YES」と言うと、それに沿った行動を取りたくなる生き物で、この心理が巧みに使われています。

たとえば、「このチーズ、おいしいですよ」と差し出され、「じゃあ一口…」と答えた瞬間、あなたはすでに一つ目のYESを出しています。

さらに「お口に合いましたか?」と聞かれ、「おいしい!」と返す。

この二つ目のYESが決定打。

自分で「おいしい」と言った手前、もう買わずにはいられません。

この「小さなYES→大きなYESへ」の流れを「フット・イン・ザ・ドア」と呼び、営業の王道テクニックです。

私たちは自分の言葉にウソをつきたくないという一貫性の罠に、思ったより簡単にはまってしまうのです。

社会的証明の原理

「周りがやってる=安心できる」と感じてしまうのが、社会的証明の原理。

たとえば、試食コーナーに人だかりができていたり、他のお客さんが「おいしい!」と笑顔で試食している様子を見ると、自分も「ちょっともらってみようかな」と思いませんか?

さらには、あえて使用済みの爪楊枝を目立つ場所に置いておくなど、他人がすでに食べた痕跡を見せる工夫まであります。

「誰かがもう試してる=安心して自分も試せる」という心理を狙っているんです。

商品パッケージやポップに書かれた「販売数100万個突破!」「人気No.1」などの実績アピールも、この社会的証明の応用です。

「みんなが選んでる=間違いない」と思わせるだけで、購買意欲はぐんと高まるのです。

好意の原理

感じのいい販売員さんに話しかけられると、「ちょっと買ってみようかな」と思うこと、ありませんか?

これが好意の原理です。

人は「好きだな」と思った相手のお願いを断りづらくなってしまう生き物です。

ニコニコ笑顔で「これ私も大好きなんです!」と語りかけてくれる店員さん、ちょっと雑談を挟んでくれる店員さん。

そんなふうに親しみやすさを感じると、「せっかく仲良くなったし、買って応援してあげようかな」という気分になります。

商品を売る前に、まずは自分自身を好きになってもらうことが大事です。

有名な販売員の中には、会話術や人柄の魅力でファンを作る人もいるほど。結局、「何を買うか」より「誰から買うか」が決め手になることも多いんです。

権威の原理

「医師推奨」「テレビで紹介」「栄養士のおすすめ」──こういった言葉に弱いと感じたこと、ありませんか?

これは権威の原理によるもので、人は“専門家や実績ある人の言葉”に従いやすい傾向があるのです。

試食販売でも、「〇〇賞受賞!」「プロの料理人も愛用」といった権威づけが効果を発揮します。たとえ味に違いがなくても、「なんかすごそう」「本物っぽい」と思わせるだけで購買率は上がります。

制服・名札・シェフ風の衣装など、見た目の演出だけでも権威は感じられるから不思議です。名札に「試食担当」「ソーセージソムリエ」なんて書かれていれば、「この人、プロっぽいな」と思ってしまいますよね。

希少性の原理

「今日限り」「この試食中だけ割引」など、今だけと言われると急に欲しくなる…。それが希少性の原理です。

人は「手に入らなくなるかも」と思った瞬間に、必要以上に価値を感じてしまう傾向があります。

たとえ本来欲しくなかった商品でも、「今日逃すともう買えない」と聞いたら、買っておこうかなと思ってしまう。

さらに「季節限定」「地元の限定品」などのキーワードも、人の購買意欲を強く刺激します。限定は、冷静な判断を麻痺させる言葉なのです!

一体性の原理

「同じ価値観やコミュニティに属している」と感じると、人はその人の話を信じやすくなるというものです。

たとえば販売員が「私も子育て中で、このお菓子、うちの子のお気に入りなんですよ」と言えば、同じ子育て世代の親は一気に親近感を持ちますよね。

「同じ仲間なんだ」と思った瞬間、警戒心がゆるみ、信頼度が一気にアップするのです。

また「地元の名産です」と伝えるだけで、地元愛のあるお客さんの心に刺さることも。

人は“自分と近い存在”の声にこそ、耳を傾けるのです。

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